諸橋茂一の言語道断

今の高校は馬鹿養成所か?

毎号、厳しい事を書いては来ているが、それにしても、この標題は余りにも厳しい表現過ぎるかも知れない。しかし、それでも敢えてこの標題で書く事にする。
 些か旧聞にはなってしまうが、昨年10月8日から翌9日にかけて、私が副理事長を務める同業の全国団体である「全日本ウレタン工事業共同組合」の役員会に出席の為、東京に出張した際のことである。
 小松空港から飛行機で東京に向かおうとしていた処、修学旅行らしい高校生の団体がいた。その中にカッターシャツをズボンの外に出しているだらしない格好をした生徒が目立つ。その中で、その様なだらしない格好をした生徒ばかりが3人、一緒に並んで私の方へ歩いて来た為、それらの3人に向かって、「おい、お前達、そんなだらしない格好をして何だ!シャツをちゃんとズボンの中に入れろ!」 と怒鳴り付けた。すると、それらの3人はきょとんとした顔をして、(このおじさん何を言うとるのかな?)という様な顔をしている。
 一人は額に所謂剃り込みを入れている。(殴りかかってきたら、こちらもやるしかないな)と考えながら、更にそれらの3人を睨み付けて、「お前達、俺の言っている事が分からんのか! シャツをきちんと中に入れろ!」と、再度怒鳴り付けたが、素直に言うことを聞く姿勢も無し、そうかといって向かって来ることも無い。こちらの言う事を何が何でも聞かそうと思えば、あとは殴り付けるしか無い様な状況である。
 しかし、相手から向かってくればともかく、こちらから先に手を出す訳にもいかないので、それらの3人を睨み付けながら、飛行機に乗った。
 羽田に着いて、モノレール乗り場の方にエスカレーターで降りて行った処、今度は全く別の高校の生徒らしき人間が3人、小松の時と同様、シャツをだらしなく、ズボンの外に出したまま前にいた。
 小松の時と同様、再び同じ様に怒鳴り付けた。その時の反応もほぼ同様であった。
 今の高校生は一体どうなっているんだ! 非常に強い憤りを感じながら、一番下のフロアーまで降りると、その広いフロアーにまた別の高校生らしき団体(約100名くらい)が座っていた。
 それらの高校生の内、何と約6割くらいの生徒達は髪の毛を茶色や金色に染めている。中にはピンクに染めている者までいる。黒人独特のヘアースタイル(わざわざ毛をちじれさせて、それらを多くの束にして結っている)の者さえいる。そしてその上何と、二人の女子高生は顔を黒くした(いわゆる)「ガン黒」仕上げ?をしている。(一体、これが本当に日本の高校生なのか?)正に異様な状態である。相手が余りにも数が多いので、一人一人言っていてもしようがない、と思い、引率している先生らしき人に、「これらの生徒の頭と顔は一体なんですか? もっと高校生らしいまともな頭にさせたらどうですか?」と言った処、その先生は「おっしゃるとおりです。私達も言っているのですが、なかなか言う事を聞いてくれないんです。」と言うので、「言っても聞かないから仕方がない、という事では無く、しっかりという事を聞かせないと駄目じゃないですか?」と言うと、その先生は「全くその通りです。何とかもっと言う様にします」と言うので、「貴方達も大変でしょうが、生徒達をもっとまともにする為に、是非とも頑張って下さい。」と言って、その場を離れた。
 翌日朝、小松に向かう為、再び羽田空港に行くと、今度はまた別の高校生らしき団体(約100名くらい)が、前日と同様、モノレールの切符売り場の前で座っていた。この高校生達も前日同様、約半分くらいの生徒達が髪を様々な色に染めている。
 前日同様、引率の先生らしき人に言った処、「私達が言っても言うことを聞かないんだから、仕方が無いでしょう。」 と、まるで半ば開き直る様な状態であった。私は、その先生に向かって、「一体、あなたは何を言っているんですか? あなたがそんな好い加減なことを言っているから生徒達が増長してどんどんズレて行ってしまうんじゃないですか!」と強く怒鳴り付けて、その場を後にした。
 近年、青少年の非行や凶悪犯罪の激増が大きな社会問題となっている。その原因は一体何処に有るのか?
 家庭のしつけにも、もちろん問題はある。俗悪図書がコンビニエンス・ストアー等で野放し状態で売られている事も大きな問題である。馬鹿げたテレビ番組や俗悪ビデオの氾濫にも大きな問題がある。
 多くの問題が複層しているであろう。しかし、最も大きな問題は学校教育にある、と思わざるを得ない。歪んだ自虐的な教科書を真剣に改めると同時に、先生の再教育を真剣に制度化しないと根本的な解決にはならない。その事を真剣に考えさせられた2日間であった。

「歪んだ夏休み帳の件」

昨年からの懸案事項である「歪んだ夏休み帳」の件で、去る1月24日(火)、石川県教育委員会の学校指導課・鈴森課長と約1時間面談し、(山岸教育長の代わりに会って欲しい、との連絡が県の教育委員会の方よりあった為。) 「とんでもない夏休み帳」について、同課長に厳しく話をすると共に、山岸教育長宛の「公開質問書」を手渡ししました。
 その概要が、翌日の北国新聞に大きく掲載されました。以下に同北国新聞のコピーを掲載させて頂きます。
 地元紙で、これだけ大きく取り上げられた以上は、少なくとも、今後においては、当県でこの様に馬鹿げた補助教材が使用される事は無いでしょう。とは言うものの、今後も当県の教育の問題点に付いて、厳しく監視を続けて行く必要はあると思います。


「金沢職安の不当な圧力」の件

 平成15年1月29日付けにて、下記の様な審査請求書を石川労働局、保坂篤局長宛に出しました。

別紙1−1(審査請求書)・15条                             

平成15年1月29日

石川労働局 局長  保坂 篤 殿

審 査 請 求 書

 住所      石川県金沢市増泉4−10−22  〒921−8025

 名称      株式会社ケイ・ビー・エム пD(076)242−1494

審査請求人

       法人代表者

住   所     石川県松任市四ツ屋町7番地

       法人代表者

氏   名     代表取締役  諸橋茂一

下記 1 の処分について、不服があるので審査請求をします。

1.  審査請求に係る処分
 金沢公共職業安定所・所長 山下俊治 が平成14年11月13日付け文書で行った当社に対する行政指導

2.  処分があったことを知った日
   平成14年9月17日(正式文書は上記の通り、
平成14年11月13日)

3.  処分長の教示の有無及び内容
  (1)教示の有、無     有り
  (2)教示の内容

 別紙のとおり  資料  (ア)―(平成14年11月13日付け)

4.  添付書類

(1)金沢公共職業安定所・山下俊治 所長 宛 申入書(平成14年11月6日付け)   ―(イ)

(2)金沢公共職業安定所・山下俊治 所長よりの 回答書(平成14年11月13日付け) ―(ロ)

(3)当社の平成13年度・入社試験問題                        ―(ハ)

(4)本件に関する産経新聞コピー (平成14年10月22日付け・全国版)        ―(ニ)

(5)同新聞コピー (同年11月27日付け・全国版)                  ―(ホ)

5.  審査請求の趣旨及び理由

 (1)趣旨

 平成14年11月13日付け・金沢公共職業安定所(以下、金沢職安 と言う)・山下俊治 所長(以下、山下所長 と言う)の当社に対する、「入社試験問題を変えなさい」という行政指導の取り消しと、「金沢職安・山下所長が当社に対して、憲法違反の行政指導を行った事」並びに、「同職安・村上正明次長が当社事務員に対して、『部落が来たら困るでしょう!』と、正に脅迫まがいの事を言った事」に対して明確な謝罪を求める。

 (2)理由

 同上、行政指導は、上記4−(1)の申入書に記載したとおり、思想・信条の自由を保障した我が国憲法・第19条並びに言論の自由を保障した同・憲法第21条に大きく違反するものであり、同・行政指導は我が社の思想・信条の自由並びに言論の自由を著しく侵している為と、村上次長が当社の事務員に対して言った言葉は我が国の刑法・脅迫の罪に相当する為。
 (3)回答期限

     平成15年2月28日 迄

6.  追記

 (1)上記期限内に、誠意ある回答が無い場合、当社は行政訴訟を含めた厳しい対応をせざるを得ないことを申し添えます。

 (2)なお、同日付、同職安・山下所長の「公正な採用選考について」の文書中、勝手に、「出題が『戦争の是非について問われているとすれば』」、 と記してあるが、当社は、その様に単純な『戦争の是非』などに付いて全く問うていない。何故、一体、どの様な意図をもって、その様に勝手な曲解をするのか?
 当社は、その出題にあるとおり、「大東亜戦争の背景とその歴史経過」に付いて問うているのである。 当社は、応募者の思想・信条に付いて問うていないし、また、その様な事を問うつもりは全く無い事も併せて申し添えます。

                      以上

平成15年2月